本日もLibelulaブログへお越しいただき、ありがとうございます。
タイトルにも記載していますので
今回は何の記事か一目瞭然かと思いますが、
以前からヘアドネーションのために伸ばしていた髪の毛を
出産前にカットしてきました。
その前に、「ヘアドネーションとは何か?」についてご存知ない方のために。
ヘアドネーション(Hair Donation)とは、小児がんや白血病などの病気、不慮の事故等で髪の毛を失った子どもたちに対し、医療用ウィッグを無償で提供する活動のこと。ヘアドネーションによる医療用ウィッグは100%人毛でできているため、見た目や質感がとても自然。髪の毛がないことで「人に会うのが恥ずかしい」「学校へ行きにくい」といった悩みを抱える子どもたちの社会復帰を手助けする、重要なアイテムとなっています。
ヘアドネーション美容院・サロンメディア
こちらの記事では、
私自身がヘアドネーションを行おうと思ったきっかけや
必要な長さ、
美容院選びなどについてご紹介いたします。
私がヘアドネーションを知ったきっかけ
私が「ヘアドネーション」というものを知ったきっかけは、
実父のガンの闘病でした。
ガンの手術を2回受けているのですが、
1度目の手術の際は腫瘍を全摘出できたため
抗がん剤治療などを行うことなく済みました。
ですが、お見舞いに行くと、
ガンの治療に苦しみ、
帽子を目深に被った方たちを多く見かけました。
その姿を見るまではどこか他人事だったのですが、
「こんな自分でも何かできることがないだろうか?」
なんていうことを考えるようになりました。
その時に
母子でヘアドネーションのために髪を伸ばしている方をニュースで知りました。
当時私も髪を伸ばしていたので
「これなら私もできる!」と思い、伸ばし続けることにしたのです。
髪の毛の寄付を受け付けている団体は?
髪の毛を寄付する際は、美容院で指定の長さ以上にカットした髪の毛を
受け付けている団体へ直接送付します。
2023年5月時点での情報になりますが、
寄付を受け付けている団体は3団体あります。
送付方法や必要な長さなどは各団体のサイトをご確認ください。
NPO法人 Japan Hair Donation & Charity(JHD&C)
株式会社グローウィング つな髪プロジェクト
NPO法人HERO HAIR DONATION PROJECT
必要な長さや髪の毛の条件は?
今回のヘアドネーションで2回目になるのですが、
1回目同様に「NPO法人 Japan Hair Donation & Charity(JHD&C)」に
送付することに決めていました。
理由については、
必要な長さや髪の毛の条件のご説明とともにお伝えしていきます。
長さは31cm以上
各団体ともに31cm以上必要です。
理由についてはこちらの記載が分かりやすかったのでご覧ください。
脱毛症状などによりウィッグを必要とするお子さまの多くが希望しているのは、セミロング、ロングヘアのフルウィッグです。
なぜ、髪の毛の長さは「31cmから」なのですか?/JHD&C
31センチ未満の髪の毛では、医療用フルウィッグを作ることができません。髪の毛を半分に折り返してウィッグの地肌となる生地に植え付けるためです。
半分に折り返して植え付けるため、
31cm ショートウィッグ
40cm ボブウィッグ
50cm ロングウィッグ
60cm スーパーロングウィッグ
が、ウィッグ仕上がりの目安となります。
JHD&CとHAIR DONATION PROJECTについては
31㎝以上で上限を設けていないようですが、
つな髪プロジェクトについては
31㎝~35㎝と上限が設けられています。
(2023年5月時点)
35㎝以上の長さがある場合は、
つな髪プロジェクト以外の団体へ送付しましょう。
髪の毛の条件は各団体によって異なる
カラーやパーマ、白髪(グレイヘア)などの受付条件は
各団体によって異なります。
公式サイトでもご確認ください。
JHD&CとHAIR DONATION PROJECTについては、
カラー・パーマ・白髪でも受けつけています。
つな髪プロジェクトは
暗めのカラーリングであれば受け付けているようですが、
ブリーチ歴や矯正縮毛、癖毛、白髪、パーマの髪は受け付けていないようです。
(2023年5月時点)
乾いた髪の毛であること
そして、どの団体も共通しているのが
「乾いた髪であること」です。
こちらについても理由があり、
濡れた髪の毛はカビや雑菌の繁殖の原因になるため、
完全に乾いている状態でカット・保管がお願いされています。
上記の理由から
私の髪が
・白髪を染めている&白髪が混ざっている
・長さが35㎝以上ある
であるため、JHD&Cへ送付することに決めていました。
1回目のヘアドネーションを行った際は、
15㎝以上の長さの髪の毛を受け付けている団体もありましたが
現時点ではどの団体も最低31㎝以上はないと難しそうです。
美容院選びはどうしたの?
各団体の賛同美容院でカットする方法と、
行きつけの美容院でカットする方法と2通りあります。
賛同美容院については各団体のサイトからも確認できます。
私の場合は
1回目、2回目と違う美容院でお願いしたのですが、
どちらも賛同美容院ではなかったため、
ヘアドネーションをしたいと思ったタイミングで
最低でも31㎝以上伸ばしたいこと、
伸ばしていく期間などを
事前に相談しながら伸ばしていきました。
どちらの美容院も
ヘアドネーションに協力的でしたので
伸ばすまでの期間、大変スムーズでした。
実際のカットの様子
前回と今回のヘアドネーションの様子を掲載します。
【前回】
約5年前です。
この時は約40㎝カットしました。
カラーリングもパーマも全くしていない状態です。
カットしてから約5年かけまた伸ばしました。
【今回】
白髪も増えたためカラーリングをしていましたが概ね順調に伸ばせました。
約40㎝カットしています。頭が軽いです。嬉しい。
伸ばすまでに何度か毛先だけカットしながら約5年かけて伸ばしました。
胸まで伸びるのは早かったのですが、そこから先がけっこう時間がかかりました。
夏のドライヤー地獄を何度も乗り越えました。
苦楽を共にしてきた髪の毛が誰かのお役に立てることを願っています。
以上、
ヘアドネーション体験記でした。
私自身、2回にわたりヘアドネーションをしてきましたが、
私が髪を伸ばしている理由を知った友人の何人かが
私と同じようにヘアドネーションを行ったと報告をくれたときは
何とも言えない嬉しさがありました。
せっかく伸ばしてたしやってみようかな、や
子どもがもう少し大きくなったら話してみようかな、など
様々な反応がありました。
髪を伸ばして送るだけでできることがあることを
もっと多くの人に知っていただけたらと思います。
こちらの記事もご覧ください。