先日、ブラウザ上でWebデザインできるコラボレーションツール「Figma」を運営する米Figmaが、日本法人を設立したと発表しました。
今後数カ月をめどに日本語版をリリース予定とのことです。
「Figma」と言えば、デザイナー御用達のデザインプラットフォームで、ブラウザ上でデザインの設計・構築・共有などができる人気ツールです。
2012年にアメリカで設立されました。
アメリカ、イギリスに続き、日本が3拠点目となります。
直近1年間で登録ユーザー数が約2倍に拡大したことと、デザイナーコミュニティが活発なことなどが進出の決め手となったようです。
私自身、仕事で繋がりのあるIT関連の方からオススメされ、何度か使用したことがあります。
今回はこの「Figma」の使い方と、メリットとデメリットをご紹介していきます。
Figmaを使うまえに
Figmaを利用するにはまず、「登録」が必要です。
まずは登録方法を解説していきます。
①「Sign up」をクリック
②Googleアカウントの使用orメールアドレス&パスワードの入力を選択
私はGoogleアカウントを使用せず、メールアドレスとパスワードを入力しました。
そうすると、
「名前の入力」と「職業」を質問されるので入力と選択します。
今回私は職業を「other(その他)」と選択したため、
「どのように使いますか?」という質問も出てきましたので、「For personal use(個人用)」を選択しました。
最後の「メーリングリストに同意しますか?」は選択してもしなくてもよさそうです。
これで登録は完了しました。
基本の操作方法
登録が完了したら、Figmaを早速使ってみましょう。
画面上部にある「New Design File」より、新規デザインを作成します。
そうすると、下の画像のようなものが表示されます。
何がなにやら分かりづらいですね。
「フレーム設定」から順番に行ってみます。
フレーム設定
左上のツールバーからフレームの横の下矢印をクリックし、「Frame」を選択します。
そうすると、画面右側にフレームサイズを選択できる項目が表示されます。
私は今回、「Desktop(1440×1024)」を選択しました。
他にも、iPhoneやタブレットなども選択できるようになっています。
フレームのサイズは後から自由にサイズ指定することもできるので、随時変更可能です。
ツールバーを使おう
何がどの機能なのか分からないまま操作を行うより、
どんなツールバーがあるのか知っておくと、より操作が行いやすいです。
簡単に、ツールバーを解説していきます。
各ツールの横に表示された下矢印をクリックすると、隠れていた他のツールが表示されます。
Move 移動
Scale 拡大
Frame フレーム
Slice スライス
Rectangle 長方形
Line 直線
Arrow 矢印
Ellipse 楕円
Polygon 多角形
Star 星
Place image 画像配置
Pen ペン
Pencil 鉛筆
文字の挿入は「Text」を選択
プロパティの確認方法
よく使用するプロパティについても解説します。
オブジェクトの配置、整列を行います。
横幅と縦幅の指定ができます。
文字フォント、文字サイズ、太字などの書体を設定できます。
色の設定ができます。
Figmaのメリット
Figmaのメリットで私が最初に実感したのは「動作が軽い」ことでした。
他のデザインツールを使用しているとき、動きが遅いと感じることが何度かありますが、こちらに関しては全くありませんでした。
動作が軽いので、作業効率がUPしたように感じました。ストレスも軽減です。
他には、
●URL一つで簡単にデータ共有できる
●「共同編集機能」でリアルタイム編集が可能
●ブラウザ版とアプリ版がある
などがあげられます。
Figmaのデメリット
こちらに関しては、「日本語非対応」であることが私か感じる一番のデメリットでしたが、日本法人が設立されるということなので、日本語対応になっていくのでは?と予想されます。
そうなると嬉しいです。
他には、
●画像の細かい加工が難しい(できない?)
●スマホやタブレットからの操作はしづらい
などが挙げられます。
英語表記のため操作に慣れるまでに時間がかかり、最初はかなり苦戦しましたが、今後日本語対応されるとのことなので、使いやすくなるのではと今から楽しみです。