三千えびす?七日えびす祭? 島根県・美保神社に行ってきました

御朱印旅
スポンサーリンク

島根県の神社と言えば、一番に思い浮かぶのは
「出雲大社」という方が多いのではないでしょうか?

父方の祖母が出雲に所縁があったためか、幼いころから馴染みがありました。
ですが、実際に参拝に訪れたのは成人してからでした。

縁結びの神様として有名な出雲大社ですが、
私にとって出雲大社は「大きな決断をする前に立ち寄る場所」でした。
遠方のため、1年に1度行けたら良い方。

数年前友人と出雲大社へ参拝した際に、
どこかのツアーガイドさんから聞こえた
「この後はミホジンシャへ向かいまーす」が気になり、行ってみようという話になったのですが、
出雲大社からさらに距離があるため断念しました。
そのことをすっかり忘れていたのですが、
大山へ向かう途中に立ち寄ることができました。

今回は、美保神社参拝記です。

美保神社(島根県松江市美保関町美保関608)

美保神社

出雲大社の大国主大神は大黒様、美保神社のえびす様と合わせて「えびすだいこく両参り」と呼ばれ、両方合わせてお参りすることで、よりよい縁に恵まれるといわれます。
えびす様は「海上安全、大漁満足、商売繁昌」の神様として信仰されていますが、美保神社は全国3千以上あるえびす様の総本宮です。
えびす様にちなんで、小さな釣り竿にぶらさがった珍しい絵馬もあります。
(参照:しまね観光ナビ

商売繁盛・五穀豊穣のご利益があることで知られている神社。
港に面した場所にあるため、
昔は漁師さんたちが大漁を願って参拝されていたのかな?なんてことを考えたりもしました。
神社までの道も海に面した場所が多いためか、釣り人も多く見かけました。

釣り竿持ってきたらよかったねー、なんて夫と会話をしながら境内へ進むと、
このような張り紙を見つけます。

美保神社 金色の鯛守 受付

金色の鯛守受付・・・
毎月7日、「七日えびす祭」という
神恩に感謝し国家の安泰と氏子崇敬者国民の弥栄を祈る御祭があるようです。
立ち寄った日が7日だったため、多くの参拝者が待機していました。
この金色の鯛守は50体限定で授与されるそうで、抽選が行われます。
せっかくご縁に恵まれたので、私たちも待機することにしました。

その間、
7日限定で授与される「金字の御朱印」をいただくことにしました。
台紙の色が緑・赤・紫と3色ありますが、色は選べないようです。
美保神社 限定御朱印 赤
私は赤色でした。
前の方は紫を手にされていました。

夫は夫婦箸を購入していました。
美保神社 夫婦箸
(参照:美保神社HPより)

箸置きのピンクの鯛がかわいくて思わず手に取りました。

8:30頃から開始される朝御饌祭(あさみけさい)も見ることができました。
写真を撮ろうかどうしようかと悩んでいるうちに、
厳かな雰囲気にのまれてしまい、シャッターをきることができませんでした。
朝は8:30頃、昼は15:30頃(夕御饌祭(ゆうみけさい))に見ることができます。
機会がありましたらぜひ。

抽選待ちの間、日差しがぱっと射して思わずシャッターを切りました。

出雲大社や須佐神社に少し似た雰囲気を感じました。

抽選の時間まではかなり待ちました。
たまたま私たちは早い時間に到着したためかなり待ちました。
夫が「せっかくだから待ってみよう」と何度も言ってくれたお陰で待つことができましたが、
待つことが何より苦手な私は何度も帰ろうとしました。
後にこのことを夫にかなり感謝することになります。

抽選に参加される方の中にはギリギリに来られる方もいらっしゃいました。
私たちのように何も知らず初めて抽選に参加する人もいれば、
何度も参加したことがあって勝手が分かっている方も多いような雰囲気でした。
こればかりは曜日、季節も関係ある気がします。
私が立ち寄ったのは冬だったため、多少寒くても長い時間待つことができましたが、
夏場に行かれる方は、日傘や飲み物、タオルなどは必須かもしれません。
あと、女性はヒールは避けた方がよいです。
私の近くにいらっしゃった女性グループのうち数名「もう足がヤバイ」と言っておられました。

いよいよ抽選時間になりまりましたが、かなりの人、人、人。
これはダメだろうなと思いながらも夫とそれぞれ抽選券を受け取りました。
そして・・・

美保神社 金色の鯛守
実物の「金色の鯛守」です。
夫とふたりで「なんだかどこかで見たことあるね?」「某釣り具の魚に似ている。カワイイ」とボソボソ話していました
(スミマセン・・・。)

まさか手にすることができるとは思いもせず、
大喜びしてしまいました。

こちらのお守りを手にした方の中には大金に恵まれた方もいらっしゃるそうですが、
我が家ではそのようなことはなく・・・

ただ、このお守りを手にしたときに、
「真面目にコツコツ頑張るのよ」と励ましをいただいた気がしたのです
・・・ということを、こちらの記事を書きながら思い出したのです。
手に取った瞬間、ふっと気持ちが軽くなり、
頭の中で思い描いていた「やりたいこと」を後押ししてもらえたような気がしました。

8月の「七日えびす祭」は、
年に1回開催される「虫探神事(むしぼししんじ)」が行われます。
社宝の虫干しを行う神事で、早朝3時から開始されます。
暗闇の中行われる神事・・・もし、機会があればいつか見てみたいです。