【入院体験記】出産後1ヶ月で乳腺炎悪化し入院した話≪前編≫

妊娠・出産・子育て
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本日もLibelulaBlogにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。

6月某日、無事に出産することができました。
出産自体は安産で、
周りから聞いていた
「腰や骨盤からメリメリって音がする」などといったこともなく、
陣痛→入院→子宮口全開までが早く、
「初産でこんなに早く出産できることなかなかないよ」と
入院中に代わる代わる助産師さんから声をかけていただきました。

経験したことのない痛みに気が遠くなりそうでしたが、
意外と冷静に助産師さんたちの会話や指示に従うことができました。

退院後、慣れない育児に四苦八苦しながら何とかやってきたのですが、
出産から約1ヶ月後のある日、急遽入院することになってしまいました。
タイトルにもあるように、「乳腺炎」の悪化による入院です。

我が子に会えない苦しさや悲しさ、
高熱と痛みと戦い、6日間の入院生活を何とか乗り越えました。

私が乳腺炎になったきっかけ、
入院する2日前のこと、
退院後のことなど体験記を残しておきます。

私と同じような悩みや苦しみを経験された方、
初めての乳腺炎で悩んでいる方の目に留まり、何かのお役にたてると幸いです。

実際どうだった? 「性別ジンクス」答え合わせしてみました
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出産直後のおっぱいトラブル

思えば出産後から、おっばいトラブルに見舞われていました。

初乳を与えよう、となった際に
助産師さんにおっばいを搾られるのですが、
「たくさん出るね!」とお墨付きをいただきました。
が、
右乳からは血乳が出たため、
右乳は絞っては捨て、絞っては捨てのくり返し。
結局、退院の前日まで血乳が出続けていました。

赤ちゃんに実際に吸わせてみようと何度もトライしたのですが、
吸う力がまだまだ弱いこと、
私の乳首に十分な長さがないことから
結局上手く吸わせることができませんでした。

そして、搾乳を続けることになったのですが、
乳首に長さがないためか、
手動の搾乳器だと圧がかかりすぎてしまい、
乳首から出血が・・・。
あまりに痛く、おまけに手搾りでも痛くてなかなか出ず、
夜勤帯の助産師さんに「心が折れた」と泣きながら訴えました。

当初、
母乳とミルクの混合を予定していたため、完ミでいきたいと伝えたのですが
「こんなに出るのだから(母乳)は与えたほうがいい」
と説得され、
電動の搾乳器を貸し出していただき使用してみると、痛みが軽減されました。

なので、私は電動搾乳器を購入し、使用していました。


痛くなくて本当に使いやすかったです。
この電動の搾乳器のおかげで、おっぱいトラブルも軽減されたのです。

最初の乳腺炎

出産から数日が過ぎたある日のことでした。

ずっと続いていた不調に悩まされていたのですが、
とある出来事から過去最大のストレスがかかり体調が更に悪化し、
ひどい倦怠感に悩まされていました。
そして、
いつものように搾乳器を手に取りいざ搾乳しようとするも、
右乳から数滴しか出なくなったのです。

左が変わらずしっかり搾れたことと、
右胸に痛みや違和感がなかったことから
「体調不良やストレスでおっぱいが止まったのかな?」
なんて考え、変わらず搾乳をしていました。
時間が経過すると、
少しずつではありますが右乳も出てくるようになったため、
一時的なものだろうと考えていたのです。

ところが翌日、
朝から酷い倦怠感と右胸の激痛。
もしや、これが噂に聞いていた乳腺炎では?と
初めて頭をよぎりました。
体温計で測ると、37.8度。

搾乳自体はできていたので、
少しでも痛みや張り感が軽減できればと頑張っていたのですが、
夜になるにつれどんどん熱が高くなっていきました。
我が子を抱っこできない、痛くて立ち上がれない、酷い寒気に耐えられない
こうした症状が悪化したため救急外来へ駆け込みました。


このときにおっぱいマッサージを受け、右胸の痛みが軽減され体が楽になりました。
そして、抗生剤と葛根湯、痛み止めを処方され無事に帰宅しました。

2度目の乳腺炎

最初の乳腺炎になってから3日後のことでした。

明け方の授乳&搾乳タイムで起きたときから
「あ、これ高熱だな」と体感ですぐにわかりました。
ただ、胸の痛みは一切なかったため
乳腺炎は疑わず、体調をまた崩してしまったのかな?としか思いませんでした。
そのまま搾乳を続けていたのですが、
突然、左胸に激痛が走り、触ると熱を持っていました。
また乳腺炎になったのだと分かったため、
自宅にあったアイスノンでクーリングを施しました。

ところが、
良くなるどころか寒気が全身に回り、
立ち上がれなくなったのです。
この時体温計で測ると、39.6度。
前回の発熱とは比べ物にならない高熱です。

急遽、外来に予約を取り、受診しました。

前回の薬は服用していたか、
胸の痛みはいつからか、など聞かれ、
薬の服用は忘れずにしていたこと、
胸の痛みより倦怠感が先だったことなどをお伝えし、
2度目のおっぱいマッサージを受けこの日も帰宅しました。

不調を感じてからそこまで時間を置かずに受診し、
マッサージを受けられたおかげか
胸の痛みや張りは夕方には治まっていました。

入院になるまでの数日間の体調

2度目の乳腺炎から入院まで約10日間あったのですが、
微熱はずっと続いていました。
ただ、乳腺炎の際の胸の痛みや張り、熱を持った感じはなかったので、
頭痛がひどいと感じた日は痛み止めを飲んでいました。

搾乳も順調にできていました。
搾乳量も乳腺炎前の量に戻りつつあり、これであの痛みから解放されたと
ホッとしていました。

この間に、
お宮参りや写真撮影にも行くことができました。


購入していたセレモニードレスも大活躍でした。
着物も用意していたのですが、白色のドレスも映えました。

3度目の乳腺炎 緊急入院

イベントを無事に終了できたある日のこと、
また右胸に違和感を覚えました。
熱を持った感じと、張りと数か所にしこりがありました。
熱が出る前にと母乳外来へ受診の問い合わせをし、
その日のうちにマッサージを受けることができました。

ところが1時間もしないうちに発熱し、
立っていられないほどの倦怠感に襲われました。
帰り際、
「マッサージもできたので、あとは自宅に帰り、しっかり搾乳を頑張ってください」
と言われたため、
搾乳で何とか治るものと信じ、ひたすら搾乳を頑張りました。

翌日、39.8度の発熱。
解熱鎮痛剤を飲んでも一向に下がらない熱。
そしてどんどん増してくる痛み。
本当にこれで治るのだろうか?と思いながら搾乳を続けました。
大汗を流しながら吸わせ、搾乳をし、クーリングも行い、
何とか回復をと頑張りましたがとうとう40度台の熱が出たため
救急にかかりました。

血液検査の結果が出るまでにマッサージを受け、帰れるだろうと思っていましたが
炎症値と白血球数が平均よりはるかに高かったため、
薬でどうこうできないと判断され、入院が決まりました。


前編は以上になります。

引き続き、後編では
入院中の生活
退院が決まった日のこと
入院費
退院後の経過
についてまとめていきます。